ひと目でわかるOneNote 2010 出版のお知らせ

By 2010/06/29 No tags Permalink 0

マイクロソフト勤務時代から OneNote の素晴らしさに惚れ込み、OneNote の啓蒙活動に勤めてきた私たちではありますが、このたび日経BP社より、ピアズ・マネジメントとして門脇香奈子さんと共著で「ひと目でわかるOneNote 2010」が出版されましたので、ご報告致します。

OneNote なんて聞いたことない、よくわからん、という方が大半だと思いますが、今回リリースされた Microsoft Office 2010 からは Professional版だけでなくHome and Business版にも同梱された Word/Excel/PowerPointと並ぶ Office の標準ツールです。

私たちのマイクロソフトにおける最強の仕事術を陰で支えたツール、それが OneNote です。本書では、ただのノートツールとは少し次元が違う OneNote の操作方法から、具体的な使用例までわかりやすく解説されていますので、これを参考に OneNote をぜひ一度使ってみてはどうでしょうか。そして OneNote から生まれる新しい発想とアイデアで、この不況を吹き飛ばしましょう!

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世界が注目する未来の実験場

By 2010/06/23 No tags Permalink 0

こんにちは。
ピアズ・マネジメントの中林です。
『「課題先進国」日本で生きる』の四回目です。

皆さんもよく目にされると思いますが、メディアが人口問題を取り上げる機会は実は少なくありません。間接的なものも含めると、テーマとしてはかなり多い部類に入るんじゃないでしょうか。

ただ、直接我々が見聞きした範囲となりますが、業種・規模問わず経営者やマネージャ、自治体の管理職、中央省庁の官僚など、この種の問題に敏感だろうと思われる方々でも、全国はもちろん自県の将来人口推計と、そのインパクトを押さえている方はほとんどいらっしゃいませんでした。(もしまだの場合はココでご確認を)

誰しもが漠然とした危機感はあるものの、遠い将来の話であったり、国家レベルの話であったり、なんとかなるんじゃないのという他人事だったり、いずれにしても自らが積極的に関与する話ではないというイメージを持っている方が多いように感じます。

しかし、文字通りに避けて通れない問題ですから無関心は論外としても、無責任な悲観論も根拠のない楽観論もいずれも無益です。しっかりと眼を前に向け、希望を持って一歩ずつ前進するためには、まずこの現実を直視して、マクロ・ミクロの視点から自社のポジションをとらえ直してみることが必要となります。

そしてもう一点、さらに重要なことがあります。
それは、日本にはどの国もまだ経験していない未来の実験場があると考えて、個々の企業が新しいモデルを生み出すことに、自ら進んでチャンレンジすることです。

この実験場で生み出される未来の経営モデル・事業モデル・組織モデルは、成長戦略としての新たな投資先を生むはずですし、日本のあとを追うように次々と超高齢社会を迎える先進諸国やアジア諸国に対して、日本企業が提供できる巨大な価値になるのではないかと思います。

では、その新しいモデルはどうやって生み出されるのか。

何かいい解答があれば楽なのですが、こればかりはあるプロセスを経ると必ず良いモデルに行き着くというわけにはまいりません。ここで重要な成功要因となるのは、新しいモデルにたどりつくための飛躍を生み出す「土壌」です。言い換えると「人」であり「組織」あり「ソーシャルグラフ」です。今日の日本において最も重要な課題の一つとされているのは生産性の向上ですが、これを劇的に向上させるのは、この土壌の整備にかかっていると言って過言ではないでしょう。

超高齢社会という誰も逃れられないやっかいな問題に対処するためには、社会や経済活動の中核を担う6千万人ひとりひとりの劇的な生産性向上が必要不可欠です。

世界中が注目する未来の実験場「日本」において、一人ひとりが心の持ちようを変える、働き方を変える、組織を変える、社会のしくみを変える、ということに自ら進んでチャレンジし、その結果として国家としての競争力を高める新しいモデルを生み出していくことが、いま我々が取り組むべきことではないでしょうか。

「それは飛躍しすぎだ」というアイデアが飛び交う組織が、たとえば一つのモデルとして我々の頭の中にイメージされています。民間・公共問わずそんな組織が増えたら、日本を支配するこの嫌な空気をきっと変えられるんじゃないかと考えています。

次回は、「変革と人材育成にかける」をテーマにお送りします。

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事業継続マネジメント(BCM)は戦略論?

By 2010/06/11 No tags Permalink 0

先日、大手・中堅企業 総務管理部門のマネージャや中小企業の経営者の方々を対象に、事業継続マネジメント(BCM)に関するセミナーを行ってきました。

BCMは「弁証法」である。
BCMは事業の目的の明確化である。

こんな命題を置いてBCMを戦略論としてとらえ直し、その本質に迫ろうとした異色のコンテンツで話をしてみました。評価はまっぷたつに割れるかな…と予想していましたが、フタを開けてみると総じて良い評価だったので少々びっくりです。皆さま、本当にありがとうございました。

映像がないので、**ビデオの件など「核心部分」をお見せ出来ないのが残念ですが、当日のプレゼン資料(Prezi)で雰囲気だけでもお楽しみください。

http://prezi.com/bin/preziloader.swf

中林秀仁

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組織 Re:Design -硬く、しなやかに-

By 2010/06/07 No tags Permalink 0

日本といえば当然日本刀です。刀です。強さと美しさを兼ね備えた完璧な武器です。ってみなさんよく知ってますよね。日本刀と言うのはまことに謎の武器で、平安時代にはすでにたたら吹きによる製鉄法が完成し、硬度の違う鋼を複数組み合わせる作刀の技術も完成していたようですが、基本的に口伝であり、文書として残っていないので、どうやって完成に至ったのか技術の変遷すらよくわかっていないそうです。

そんな日本刀が何と言っても凄いのは、硬すぎると折れる、柔らかすぎると曲がる、という鉄の特性に反して「硬くて、しなやかで、良く切れる」という三要素が見事に融合しているという点でしょう。

そのカラクリは芯金と呼ばれる刀の中心にある柔らかい鋼と、芯金を両側から包む側金(がわかね)という硬い鋼で構成されていることにあります。しかも芯金はさらに心金(しんがね)、棟金(むなかね)、刃金(はのかね)という3つの鋼から作られていて、心金(中心)は柔らかく、棟金(峰)は硬く、刃金は鋭く、という異なる特性を持っているって言うんだから徹底してます。それぞれ別個に鍛えられた、この4種類、計5つの鋼を詰め込んでまとめて鍛えることで、硬さとしなやかさを手に入れるわけです。

シンプルの究極にある日本刀は、実際には極めて複雑な構成と、複雑な工程、気の遠くなるような鍛錬を経てはじめて完成に至るわけです。

く、しなやかに

これは組織作りにおいても同じことが言えるのではないでしょうか。融通が利かない硬いだけの組織、みんながてんでバラバラでまとまっていない組織、いずれにしてもあまり良くないっすよね。このような組織は「単一振り子型」と言って、景気や社会の風潮、流行に影響を受けて、堅くなったり、柔らかくなったりする組織です。わかりやすい例で言えば、2005年、個人情報保護法の施行に合わせて、硬直化する組織が日本中に続出しましたが、あれはまさに振り子が突然「自律分散型」から「中央集権型」に振れたと言えるのではないでしょうか。

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組織の運営が会社の業績や市場の動向に合わせて極端に振れるのは無駄なエネルギーを消費するし、社員も疲弊することになります。前回ご紹介したフェアプロセスを実現するためには、一定の権限が現場に移譲され、一定の自治権が認められていることが重要になります。現場を一挙手一投足まで管理しようとすれば、現場は自発的に行動することを放棄します。当たり前です。かと言ってあまりに自由奔放では会社の信頼に関わるような失敗や不正が起きてしまう危険性があります。この硬さと柔らかさのバランスをいかにうまく取るかが組織運営の手腕と言えるでしょう。

権限の委譲と同時に責任を委譲することも忘れてはなりません。自由と責任が両方移譲されてはじめて自己組織化が実現できます。「学習型」の組織とは、中央集権に振れすぎた時には「自律化」するように、自律分散に行き過ぎた時には「有機化」するように自ら学習し軌道修正をするような組織です。

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どうすりゃこんな組織ができるんだい、と思ってしまいそうですが、それはひとえに、組織のコミュニケーションを円滑化すること、そして組織内の信頼を構築すること、という点にかかっているでしょう。ここで言うコミュニケーションとはメールを導入する、とか、ケータイをiPhoneにすると言うようなITの話だけでなく、ミーティングのあり方を変えてみるとか、報告の仕組みを変えてみる、というような仕組みを見直すということも含めて考える必要があります。

ちなみに、みなさんの組織はどうでしょうか? 硬くてしなやかな組織ってのは、一体どんなもんなのか、それをすぐにみんなで話し合い、ブレインストーミングをできますか? これができる組織は、すでにいい感じでしなやかだと思います。ITが進化したことでコミュニケーションは手軽でスピーディになりましたが、意思の疎通には信頼関係の構築が不可欠です。そして信頼関係はITだけではどうにも強固にすることはできません。むしろ関係が弱まる危険性さえあるので、十分に気を付けましょう。

コミュニケーション、信頼関係、IT、管理手法、これらが一つに融合してはじめて、硬くてしなやかな組織が完成するのではないでしょうか。もっとも何度も打ち直し、鍛えなければならないと言う点も日本刀と同じですが。。。

 

文責:筏井哲治

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どんな芽が出るか

By 2010/06/04 No tags Permalink 0

 どんぐりという植物があります。リスとか熊がバリバリ食うヤツです。最近ではイベリコ的な豚が食うことで有名になったでしょうか。僕たち自身、大人になるとあんまり見かける機会はなくなりますが、子供がちいとばかしデカくなり始めると、再びどんぐり拾いという懐かしい野外活動に駆り出されることになります。僕も昨年の秋にどんぐり公園でどんぐりを拾ってきました。さすがどんぐり公園だけあって、いろんな種類のどんぐりが転がってました。

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 いやー、満足満足。箱に一杯集めたよってなもんです。しかし大事なのはここから。どんぐりってのは拾うところまでは良いが、そこで終わるケースがあまりにも多いのです。

 人というのは日々忙しさに追われていると、つい大切なことを見失ってしまうことがあります。これはもしかすると現代特有の問題と言えるのかもしれません。そうやって僕たちは、どんぐりが「種」である、という当たり前のことも、いつの間にか忘れ去っていくのです。これではどんぐりが不憫でなりません。。。。と言うことで、埋めました。わざわざプランターやら土やら買ってきて埋めてやりましたよ。

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 デカどんぐり、フツーどんぐり、トンガリどんぐりなど色んな種類のどんぐりをとりあえず適当にばらばらと撒き、そして土をかぶせて目が出るのを今か今かと待ちました。ってかどんぐりなんて埋めて本当に芽なんて出るんか??って感じです。

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 待ち続けるうちに、冬将軍がやってきて、どんぐりプランターの上にもどっさりと雪が積もりました。あ、終わったな、と思いました。どんぐり死んだって。しかも今年の冬はマジハンパない感じで雪が積もって大変でした。雪かきに追われているうちに、そもそも、どんぐりを埋めたことさえ忘れてました。ちなみに雪だるまの目に使っているのは、どんぐりではなく栗です。栗を雪だるまの目に使うとカワイイ感じになるのでご参考までにお伝えしておきます。

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 しかし、なんとも驚くべきことに、僕たちに忘れ去られても、邪険に扱われようとも、どんぐりどんは雪の下でがんばっていたのです。4月になり桜が咲き、ここ富山の田舎も色んな植物が一気に芽吹き始めました。そんな4月の末に例のプランターの近くを通りかかったら、なんかちっちゃいのが芽を出しているじゃありませんかー!これには正直驚きました。どんぐりが「種」ってのはわかっちゃいたけど、本当に双葉が出てきたりするとちょっとした感動です。

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 それからさらに2週間くらいすると、驚くべき量の新芽が次々を顔を出してきたじゃありませんか。出芽率高過ぎ。埋めたどんぐりほとんど芽が出たんじゃね?って感じです。どんぐりどんが埋まっているに決まっているけど、土の下は一体どうなってるのかもう気になって気になって仕方がありません。そんなワケでほじくり返してみました。そしたらホントにちゃんとどんぐりどんから芽と根が出てました。すげー。ここからわかることはどんぐりどんは横向きに埋めないとイカンってことですね。チューリップや水仙のように球根的な芽の出し方ではないことがわかりました。しかも小さな葉っぱが、ちゃんとどんぐりなのがめちゃ可愛いです。

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 それからさらに1ヶ月の現在(6月3日)、プランターはちょっとした森になってます。というか森過ぎたので、デカイやつだけ引っこ抜いて、植木鉢に移植しました。まーあの時集めたどんぐりどんがこんなにも青々と茂ることになるなんて想像もしてませんでしたから、これにはビックリです。 

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 これから先、我が家のどんぐりどんは一体どうなるでしょうか。大木になるのでしょうか。詳細は追ってご報告します。

 どんぐりは種である、ということはみんなが知っています。だけど、どんぐり拾いが公園での遊びに変わった瞬間、それが種であることはスッカリ忘れて、拾うだけで満足してしまうわけです。僕もこれまでの人生で、幾度となくどんぐりどんを拾ってきましたが、埋めて発芽させて、鉢植えにまでしたことは一度もありません。ってか、そんな発想もありませんでした。昨日の記事にも書いたように、現代人はとにかくインプットは多いです。この10年で見ても飛躍的に多くなっていると言えるでしょう。しかし、一方的に与えられる情報だけでは、そこからアイデアはなかなか生まれません。情報ってのはアイデアの種と言えます。集めるだけで終わっちゃもったいないですよね。アイデアの種も、どんぐりどんと同じように、土に埋め、肥料を与え、水を与えてみたらどうでしょうか。もしかしたら、想像もしていなかったようなアイデアの芽が顔を出すかも知れませんよ!

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