フィリピンにて友人が誕生日を迎えたときの話です。
私は何とはなしに、「Cngratulations on your birthday!!」と祝いの言葉を伝えました。すると近くにいた先生にCongratulationsは誕生日を祝うニュアンスではないと指摘を受けました。どんなシチュエーションでも訂正してくれるなんて素敵です・・・祝いの気分が。
冗談はさておき、私はそれまで長きにわたり勘違いをしていました。
Congratulationsは「おめでとう」を表す皆さんも良く知っている言葉でしょう。
例えば、卒業式では「Congratulations on your graduation」、素晴らしい成果には「Congratulations for your big accomplishments!!」というように、Congratulationsには何かしら努力をして勝ち取るという意味が含まれています。
そのため、誕生日や新年などの普段通り生活をしていれば起こる出来事を祝う際には、Congratulationsではなく、こちらもよくご存知の「Happy birthday とか Happy new year」 となるわけです。先生に説明を受け、なるほどと納得しました。
ちなみに、結婚した際のおめでとうはどうでしょうか。
Congratulations on your marriage. と言うこともありますが、前述の通り、この語には努力して勝ち取ったものというニュアンスがありますので、女性に対してはあまりいい意味ではないでしょう。
なぜなら、こんな感じに聞こえる可能性があるからです。
おめでとう!よくがんばったね。一生懸命努力したもんね!彼と結婚するために必死になってたもんね!本当におめでとう!!
このような意味に取られたらたまったものではありませんので、ほかの言葉でお祝いしてはいかがでしょうか。I’m glad to hear your marriage!!とかですかね。
ちなみにCongratulations は常に複数形です。これは祝福の気持ちをたくさんこめていますという意味があるそうです。
こちらの動画はイギリスのスターシンガー、クリフ・リチャードによる「Congratulations」です。気分を軽快にしてくれるポップ調ですので、よろしければ聴いてみてください。
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